用語集

用語解説集

7000系アルミ合金(7000けいあるみごうきん)

アルミニウム合金の中で最も高い強度をもつAl-Zn-Mg-Cu系合金と、Cuを含まない溶接構造用Al-Zn-Mg合金に分類できる。後者はわが国では、いわゆる三元合金として親しまれている。 Al-Zn-Mg-Cu系合金の代表的なものは7075で、航空機、スポーツ用品類に使用されている。Al-Zn-Mg合金は比較的高い強さをもち、溶接後の熱影響部も自然時効により母材に近い強さに回復するため、優れた継手効率が得られる。7N01がその代表的合金で溶接構造用材料として鉄道車輌などに用いられている。なお、この系の合金は熱処理が適切でない場合には応力腐食割れを生ずることがあるので注意する必要がある。このためにJISに示された標準熱処理条件よりは過時効となる条件で焼もどしが行われることもある。

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